シベリア高気圧がやや後退したらしくて暑さも一服。内田樹の「他者と死者」を読む。他者と死者―ラカンによるレヴィナス (文春文庫)作者: 内田樹出版社/メーカー: 文藝春秋発売日: 2011/09/02メディア: 文庫購入: 3人 クリック: 18回この商品を含むブログ (19…
石川県のN温泉での研究会。会が3時からなので街をぶらぶらしていたらあまりに暑かったので、餃子がうまいらしい中華料理屋に入って、ラーメンと餃子を食べる。注文を聞いてから皮を作る餃子がもちもちしておいしい。温泉はやや熱めでやや塩味。たいへん気持…
学会で京都に出かけて久しぶりに京野菜やら鱧の湯引きやらを食べた。レベルが高いし、納得のお値段。 ウィリアム・クックの「驚きの数学 巡回セールスマン問題」を読む。驚きの数学 巡回セールスマン問題作者: ウィリアム・J・クック,松浦俊輔出版社/メーカ…
先日、Y財団の交歓会に参加した。正八面体の錯体の自己集合過程を計測する大変独自な方法を開発したchemistのtalkを聞いて大変感心する。報告の後の懇談会でよもやま話をしていて、「うまくいっていることを確認する方法があいまいなので、新しい実験系の開…
今日はいいお天気で(ほぼ)雑用がなくて、割とスムースに論文が書けた。たまにボーっと青空を見ると、キャッシュがクリアされて文章製造装置が動き出す感じがする。 青柳いづみこの「グレン・グールド 未来のピアニスト」を読む。グレン・グールド―未来のピ…
昨日、紀伊国屋に行って村上春樹の新刊を買って読んだ。十分楽しく読んだが、感想を書けるほど頭が整理できていないので、川上未映子の「すべて真夜中の恋人たち」について書いてみる。すべて真夜中の恋人たち作者: 川上未映子出版社/メーカー: 講談社発売日…
あっという間に立春で沈丁花のつぼみも随分と膨らんでいる。 ノーム・チョムスキーの「アメリカを占拠せよ」「すばらしきアメリカ帝国」を読む。アメリカを占拠せよ! (ちくま新書)作者: ノームチョムスキー,Noam Chomsky,松本剛史出版社/メーカー: 筑摩書房…
無事に年賀状書きを終える。思い切ってプリンターを買い換えたので随分楽になった。 アンディ・クラークの「現れる存在」を読む。現れる存在―脳と身体と世界の再統合作者: アンディ・クラーク,池上高志,森本元太郎出版社/メーカー: エヌティティ出版発売日: …
日垣英語塾13日め。大変だがいいシステムだと感心する。やはりシステムは大事。 ヤウ/ネイディスの「見えざる宇宙のかたち」を読む。見えざる宇宙のかたち――ひも理論に秘められた次元の幾何学作者: シン=トゥン・ヤウ,スティーヴ・ネイディス,水谷淳出版社…
朝早くから仕事をはじめ、気分転換に裏の公園の小道をとっつきまで行って戻ってくる。どんぐりが落ちている。 竹中均の「精神分析と自閉症」を読む。精神分析と自閉症 フロイトからヴィトゲンシュタインへ (講談社選書メチエ)作者: 竹中均出版社/メーカー: …
New Orleans8日目。一日日付を間違えていた。 午後はGordon Shepherdがorganizeしたminisymposiumを聞きに行った。 異常に若かったので驚いたが、"Synaptic Organizaiton of the Brain"の Gordonとは別人だとわかってほっとする。息子か? それにしても嗅球…
New Orleans5日目。今日も暑い。 圧倒的なlectureを2つ聞いてしまったので、飲みに行く気が失せて、まじめに学会のメモを整理し直す。 今年のGruber記念メダルはUCSFのJan先生夫妻で、記念講演も圧倒的だったが(ものを知らないのはこわいもので、Jan先生…
New Orleans4日目今日からいよいよSfN。今年は何人集まるのか知れないが、すでに相当ごったがえしている。 午前中は川べりのfood coat & shopping centerを冷やかす。ハーゲンダッツのコーヒーフラッペが 7ドル(?)。パンダエクスプレスのセットが8ドル…
New Orleans 3日め日米脳セミナーが終わり、SfNが始まるまで一日の中休み。 フレンチクオーターをぶらぶらする。川辺でコンサートをやっていて 非常に格好のよい若手のブルース歌手の歌に感心する。 3時のおやつでカフェ・デュ・モンに行く。 前回来たとき…
New Orleans3日目。カトリーナで運河のこことここが切れてこのあたりは数フィートまで水につかったとシャトルのドライバーに聞かされても「本当かよ」と思うような平和な景色である。会場は避難者でごったがえしていた大きなセンターだが、遠目には相変わら…
秋らしい一日で日差しが透明。 村上靖彦の「レヴィナス 壊れものとしての人間」を読む。【現代思想の現在】レヴィナス ---壊れものとしての人間 (河出ブックス)作者: 村上靖彦出版社/メーカー: 河出書房新社発売日: 2012/08/11メディア: 単行本購入: 1人 ク…
明日から神戸での学会だが、午後には台風が来るとニュースで言っている。 デイヴィッド・サルツブルグの「統計学を拓いた異才たち」を読む。統計学を拓いた異才たち―経験則から科学へ進展した一世紀作者: デイヴィッドサルツブルグ,David S. Salsburg,竹内惠…
あまりの暑さで折角買ってきたほおづきが赤くなる前に萎れてしまっている。 孫崎亨の「戦後史の正体」を読む。戦後史の正体 (「戦後再発見」双書1)作者: 孫崎享出版社/メーカー: 創元社発売日: 2012/07/24メディア: 単行本購入: 31人 クリック: 410回この商…
金曜日に新橋で古い友人に会っていろいろな話をした。変わらない友達というのはいいものである。 デイヴィッド・チャーマーズの「意識する心」を読む。意識する心―脳と精神の根本理論を求めて作者: デイヴィッド・J.チャーマーズ,David J. Chalmers,林一出版…
近くの書店で夏休みの準備に厚めの本を数冊買ってきた。ついでにモカ・バニー・マタルも仕入れる。 佐藤優の「人間の叡智」を読む。人間の叡智 (文春新書 869)作者: 佐藤優出版社/メーカー: 文藝春秋発売日: 2012/07/20メディア: 新書購入: 2人 クリック: 59…
内々定祝いで近くの中華料理屋で会食。それにしても暑い。 内田樹の「街場の文体論」を読む。内田樹の「書くこと」についての最終講義。共感することしきり。 「情理を尽くして語る。僕はこの『情理を尽くして』という態度が読み手に対する敬意の表現であり…
火曜日には娘の試験も終わるので、ほおずき市に行こうと思う。内田樹の「街場の読書論」を読む。街場の読書論作者: 内田樹出版社/メーカー: 太田出版発売日: 2012/04/12メディア: 単行本購入: 3人 クリック: 21回この商品を含むブログ (43件) を見る「司法や…
娘の古文と漢文の受験参考書選びに付き合う。ぱらぱらと見て、何だか随分様変わりしたという感じがする。もっとも大学の生協に並んでいる数学や物理の専門書も随分変わってきたので、今さら驚くことではないのだろう。 田中久美子の「記号と再帰」を読む。記…
雨の一日、何の花か香る。今週、こころに残った言葉。「私は日本がよくなってほしいと願っています。だから終戦直後の原点に戻って、まずは問題を単純化してはどうでしょうか。その上で優先すべきものを決める。再び成功するとは限りませんが少なくとも見苦…
入梅。隣の家も前の家もあじさいの盛り。北鎌倉のあじさい寺が懐かしい。 竹田青嗣の「完全解読フッサール『現象学の理念』」を読む。完全解読 フッサール『現象学の理念』 (講談社選書メチエ)作者: 竹田青嗣出版社/メーカー: 講談社発売日: 2012/03/09メデ…
昨日は研究室でバーベキューをしてたくさん食べた。晩御飯が食べられなかった。天気も頃合いで運がよかった。 カール・ポパーの「果てしなき探究」を読む。果てしなき探求〈上〉―知的自伝 (岩波現代文庫)作者: カール・R・ポパー,森博出版社/メーカー: 岩波…
金曜日、仕事を早めに終えて、国立劇場へ文楽を観に行く。傾城反魂香、艶容女舞衣、壇浦兜軍記。住太夫さんはお元気だったし、吉田蓑助のお園は想像以上に良かった。初夏の夜の爽やかな空気。 カール・ポパーの「フレームワークの神話」を読む。フレームワー…
水がないとは不便なもので、昨日は危うく風呂に入り損ねるところだった。 ニコラス・ハンフリーの「ソウルダスト」を読む。ソウルダスト――〈意識〉という魅惑の幻想作者: ニコラス・ハンフリー,柴田裕之出版社/メーカー: 紀伊國屋書店発売日: 2012/04/27メデ…
庭のクレマチスが大輪の花を咲かせている。木々の若葉も伸びてきて、5月も半ばだと感じる。 吉田伸夫の「明快量子重力理論入門」を読む。明解量子重力理論入門 (KS物理専門書)作者: 吉田伸夫出版社/メーカー: 講談社発売日: 2011/07/26メディア: 単行本(ソ…
GWなので、家族で神保町にでかけて三省堂本店を上から下まで歩く。子供達を「とんき」に連れていく。上の子がご飯がおいしいといって喜んだ。 平山克美の「移行期的乱世の思考」を読む。移行期的乱世の思考作者: 平川克美出版社/メーカー: PHP研究所発売日: …