エヌ氏の成長・円錐

小胞輸送研究をはじめて18年めの分子神経科学者の日々雑感

2009-07-01から1ヶ月間の記事一覧

あぶないsocial cognitive neuroscience

あさってのB教授へのプレゼンに向けてpowerpoint作りを進めた。何しろRap1の第一人者なので、どこから爆撃されるかわからない。基本は守備的に行きつつ、要所で踏ん張りたい。 藤井直敬の「つながる脳」を読んだ。つながる脳作者: 藤井直敬出版社/メーカー: …

生命とは?物質か!

衆議院が解散された。いよいよ総選挙だ。40日もあるので、自民党もあの手この手で仕掛けてくるだろうが、よほどのハプニングがない限り民主党の優位は動かないだろう。10年来の小沢一郎ファンとしてはわくわくする気が3分の2、本当に民主党に政権担当…

甦る怪物

研究は不思議なもので、進み方にかなりの波がある。1年か2年に1回くらい、何をやってもうまくいく、あるいは何を考えても上手く当たる(という気がする)ときがある。そのときにどれくらい根を詰められるかが、いい仕事をする大事な鍵だと思っているので…

直木賞受賞おめでとう

まずは「空飛ぶ馬」以来の熱心なファンとして、北村薫さんの直木賞受賞におめでとうを言いたい。 報道を見ると、「空飛ぶ馬」は89年の作なので、ちょうど20年が経つことになる。特に「円紫さん」シリーズがお気に入りで、個人的ベスト3は、「空飛ぶ馬」…

周辺に核心がある

今、とても知りたいことがある。学生さんとある蛋白質のリン酸化を調べているのだが、どうもリン酸化と機能の間に非常に奇妙な関係がありそうな気がしてきている。残念なことにその領域の立体構造はまだ決められていないので、そのメカニズムが具体的に想像…

カドヘリンと強烈な努力

昨日は研究科の若手の会の飲み会で、出町商店街のSに行った。結構しっかり飲んで4千円とリーズナブル。飲み会の8割は、W研で鳥の歌の学習の研究をしているAさんとひたすら「神経科学を根本的に変えるにはどうしたらいいか」を語り尽くした。AさんはCDBのセ…

否定と流動

最近、イギリスのSさんとメールのやりとりをしている。お互い論文で名前を知っていただけの仲なので、最初は「こんなこと書いてもいいのかなぁ」という感じだったが、お互いの興味がほとんど一致している(幸い手法が異なる)ことがだんだんわかってきて、打…

ライフワークをもたない

昨年参加した国際神経発生大会(ISDN)が、来年6月リスポン近郊の港町Estorilで開催されるという情報が公開された。まだspeakersは未定だが、ポルトガルは激しく魅力的である。ファド、リビエラ海岸、米中心のポルトガル料理。早速、同じ研究科のUさんを誘っ…

できるホームページHTML入門

IT

今日は仕事を午前中で切り上げて、生協で「できるホームページHTML入門」を買って帰り、午後はひたすらhtml。久しぶり(25年ぶり)のバグ取りで随分時間がかかったが、何とか一家のホームページが完成。これで少し自信がついた。http://www1.odn.ne.jp/rab…

博士論文公聴会

今日はFさんの博士論文公聴会。うちの研究科の公聴会はどんなものかと見に行ったら驚いた。きわめて厳しい審査だった。O大では、「指導教員がいいと言っているのだから問題ないでしょう」程度のゆるーい審査だったが、今日の審査会はびしびしえぐい質問(い…