エヌ氏の成長・円錐

小胞輸送研究をはじめて18年めの分子神経科学者の日々雑感

啓発本

研究者の仕事術

火曜日にIさんのところでシグナル伝達と形態変化の話をする。後半はSさんに最近のデータを話してもらっていろいろアドバイスをもらう。いわく、もう少し空間情報を考えた解析も試してみたらいいのでは。いわく、これはどうも一度非線型多変量解析を試してみ…

アット・ザ・ヘルム

おとといの晩に学生時代からの友人Iさんと百万遍で3軒はしごして1時過ぎまで飲んだ。Iさんは私達の世代を代表する物理学者の一人で計算機物理学の世界ではトップエリートさんだ。その彼が生ビールで乾杯するやいなや「いや実は今、生命とは何かを考えてい…

ライフワークをもたない

昨年参加した国際神経発生大会(ISDN)が、来年6月リスポン近郊の港町Estorilで開催されるという情報が公開された。まだspeakersは未定だが、ポルトガルは激しく魅力的である。ファド、リビエラ海岸、米中心のポルトガル料理。早速、同じ研究科のUさんを誘っ…

貧困の僻地

昨日は神戸大のS先生に頼まれて1時間半の講義をしてきた。「先端医学セミナー」という医学部博士課程対象の4コマ講義で、「イメージングの最先端」というシリーズ。細胞から電顕までが対象らしい。英語で講義をするのは2回目だったので、なかなか準備が大…

ただ明確であればいいだけだ

三条まで「おと・な・り」を観に出かける。岡田准一と麻生久美子。脚本が非常によくできていて、小道具を使った伏線の張り方が見事だった。なんといってもこの作品をひどく魅力的なものにしているのは、麻生久美子の抜群の存在感だろう。まるで恩田陸の作品…

定石からビジョンへ

先週のシミュレーションの講義2コマに続き、今日のイメージングの講義1コマで今年度の授業は終了。あとは来月の非常勤講師の1コマだけ。大学院しかないと講義のdutyはこんなものなので、教育のdutyが多い大学に異動したら相当頭を切り替えないと対応に苦…

起きていることはすべて正しい

学生時代からコーヒーに凝っている。家でネットをするようになってまずしたのは、ネット上に店を出しているコーヒー屋を次々に試してみることだった。この2、3年はこのドイコーヒーで固定している。 http://www.doicoffee.com/家内がドイコーヒーの12月…

超「超」整理法

野口悠紀雄の「超「超」整理法」を読む。超「超」整理法 知的能力を飛躍的に拡大させるセオリー作者: 野口悠紀雄出版社/メーカー: 講談社発売日: 2008/09/18メディア: 単行本購入: 5人 クリック: 162回この商品を含むブログ (133件) を見るあの「超整理法」…

ストレングスファインダー

梅雨が明けたかと思わせる暑さである。今日は朝6時に出勤したが、12時半にはとっとと帰宅したので、暑さの中、自転車をこぐことになってしまった。准教授が栄転して研究室のスペースがかなり空いたので、徐々に模様替え中。まずは、談話スペースができた…

ビジネス書もそれなりにいいものだ

今日は梅雨の中休み。自転車で高野川べりを走ると風が気持ちよい。ビジネス書は全く守備範囲外だったが、たまたま勝間和代の本を読んだら面白くて、新刊も買ってしまった。「ビジネス頭を創る7つのフレームワーク力」勝間和代のビジネス頭を創る7つのフレー…

時間と意識

茂木健一郎の「思考の補助線」を読んだ。思考の補助線 (ちくま新書)作者: 茂木健一郎出版社/メーカー: 筑摩書房発売日: 2008/02/01メディア: 新書購入: 5人 クリック: 250回この商品を含むブログ (105件) を見る茂木健一郎氏とは多少の縁がある。私が卒業し…

祇園の整体

昨日の晩、嫁さんが口コミで探してきた祇園の整体「クリケット」に行ってきた。Googleでone hitもないwonderlandである。「クリケット」は花見小路を2度折れたところにあった。整体師のSさんは50歳くらい。20年前には京大の医療短大にいたことがあるら…

人に優しい本

私は梅田望夫のファンである。このブログをはじめた理由の1/3は梅田望夫の本に感じるところがあったからだ。とにかくその前向きさに励まされる。というわけで齋藤孝との対談「私塾のすすめ」を早速読んだ。私塾のすすめ ─ここから創造が生まれる (ちくま新書…

成長・円錐日記をはじめる

5月の連休中に天気の良い日を選んで大文字山に登る(といっても2回目だが)。昨年の登山では大文字のところまで行くと体力の80%を使った感じだったので、1年間でどれくらい体力が増減したかのcheckのつもり。30分で大文字到着。疲労度は昨年と同程度、時…