エヌ氏の成長・円錐

小胞輸送研究をはじめて18年めの分子神経科学者の日々雑感

映画

ただ明確であればいいだけだ

三条まで「おと・な・り」を観に出かける。岡田准一と麻生久美子。脚本が非常によくできていて、小道具を使った伏線の張り方が見事だった。なんといってもこの作品をひどく魅力的なものにしているのは、麻生久美子の抜群の存在感だろう。まるで恩田陸の作品…

櫻の園

昨日の午後は、三条まで「櫻の園」を観に出かけた。90年に公開され高い評価を得た同名前作のリメイク。監督も同じ中原俊。主演は福田沙紀。どこかで見たことがあると思っていたら、2年前の「拝啓、父上様」で舞台となる料亭の娘役で出ていた女優だった。前作…

「百万円と苦虫女」を観る

四条に出て、タナダユキの「百万円と苦虫女」を観る。もちろん蒼井優目当てであったが、森山未来がうまい受身の演技を見せていた。まあたわいのないロードムービーと言ってしまえばそれまでだが、蒼井優の不思議な存在感は料金分の満足感を与えてくれる。

雨の日のぐるりのこと。

四条へ橋口亮輔監督の「ぐるりのこと。」を観にいく。木村多江の初主演作ということで、単に彼女の演技を観にいったのだが、予想外にいい作品だった。何より脚本がしっかりしているし、木村多江の熱演にリリー・フランキーが自然体の演技でうまく合わせてい…

谷村美月と京都

昔から演技上手といわれる女優が好きである。最初にいいなと思ったのは清水美砂。最近だと上野樹里。「ガラスの仮面」シンドロームとでもいったらいいのか。同病の方には、恩田陸の「チョコレートコスモス」を強くお勧めする。チョコレートコスモス作者: 恩…

長射程の告発

医療ミステリーという分野がある。ときどき読む。誰かのブログで薦められて読んだのが、久坂部羊の「破裂」だ。破裂作者: 久坂部羊出版社/メーカー: 幻冬舎発売日: 2004/11メディア: 単行本購入: 2人 クリック: 37回この商品を含むブログ (68件) を見る現役…