エヌ氏の成長・円錐

小胞輸送研究をはじめて18年めの分子神経科学者の日々雑感

祇園の整体

昨日の晩、嫁さんが口コミで探してきた祇園の整体「クリケット」に行ってきた。Googleでone hitもないwonderlandである。「クリケット」は花見小路を2度折れたところにあった。整体師のSさんは50歳くらい。20年前には京大の医療短大にいたことがあるらしい。

最初に10分くらい体調等で気になる部分を話す。私の場合は、集中力と持続力の低下、肩こりと目の疲労である。

2階にある整体所に案内される。上半身を脱いで、まず首筋から肩を氷とタオルでマッサージ。その後に腰の位置を整えてもらうと、背筋がのびた感じがする。いよいようつぶせになって、つぼ押しが始まる。ひたすら身を任せる。

30分くらいしてから仰向けになって、足全体にマッサージパッドを巻いて機械マッサージしながら、首と頭のつぼ押し。最後にもう一度腰掛けた姿勢になって、体をみてもらう。「これがあなたの一番楽な姿勢です。これで仕事をすると集中力が落ちません」と言われる。なるほどどこにもひずみのない姿勢で、丹田に力が戻ったような気がする。スエーデン式のひざで体重を支える椅子にするといいらしいが、確かあれは十五万くらいしたような。目のつぼはびんびんに反応が返ってきて随分疲れているらしいが、体の左右のゆがみもないし、腰もすぐにゆるむので、体の状態はそんなに悪くないと言われる。

朝から何やら気持ちが持ち上がらない感じであったが、整体で丹田に力が戻ってくると同時に元気が出てきた気がする。爽快。

今朝は珍しく8時間熟睡。頭がすっきりして、早速川べりを1時間歩いてきた。H師匠のいうとおりである。10日か2週間に1度は整体を受ける生活をしばらく続けようと思う。

退屈力 (文春新書 628)

退屈力 (文春新書 628)

齋藤孝の本はするすると読める。

高度刺激社会に背を向けて、「退屈力」を育てる事を力説。
「仕事とは、退屈な部分が大勢を占めているものだということを、私は強調したい」
「子供が最もよく育つのは同じ土壌の中に置かれているとき」
「腰を据えて、はらを決めて、息を深くしてみよう。そして、じっくり、おそれることなく退屈に向き合ってみよう。日本の未来はここから開ける」
なるほど。