エヌ氏の成長・円錐

小胞輸送研究をはじめて18年めの分子神経科学者の日々雑感

博士論文公聴会

今日はFさんの博士論文公聴会。うちの研究科の公聴会はどんなものかと見に行ったら驚いた。きわめて厳しい審査だった。O大では、「指導教員がいいと言っているのだから問題ないでしょう」程度のゆるーい審査だったが、今日の審査会はびしびしえぐい質問(いやもちろん学問的には極めて真っ当です)が飛んで、Fさんの顔がだんだん白くなってきた。見ているこちらも胃が痛くなるような審査会だった。うちの学生さんのの博士論文も鉄壁の論理にしておかないと、えらいことになりそうだ。


書評で「現代の白痴」と評判になっている鹿島田真希の「ゼロの王国」を読み始めたが、あまりの「白痴」との似っぷりにだんだん空しくなって挫折。オマージュというより単なる換骨奪胎だった。

ゼロの王国

ゼロの王国