博士論文公聴会
今日はFさんの博士論文公聴会。うちの研究科の公聴会はどんなものかと見に行ったら驚いた。きわめて厳しい審査だった。O大では、「指導教員がいいと言っているのだから問題ないでしょう」程度のゆるーい審査だったが、今日の審査会はびしびしえぐい質問(いやもちろん学問的には極めて真っ当です)が飛んで、Fさんの顔がだんだん白くなってきた。見ているこちらも胃が痛くなるような審査会だった。うちの学生さんのの博士論文も鉄壁の論理にしておかないと、えらいことになりそうだ。
書評で「現代の白痴」と評判になっている鹿島田真希の「ゼロの王国」を読み始めたが、あまりの「白痴」との似っぷりにだんだん空しくなって挫折。オマージュというより単なる換骨奪胎だった。
- 作者: 鹿島田真希
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2009/04/21
- メディア: 単行本
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