エヌ氏の成長・円錐

小胞輸送研究をはじめて18年めの分子神経科学者の日々雑感

教育

祝福すること

朝は空気がひんやりして気持ちがよかったので、久しぶりに1時間ほど散歩をしてきた。 内田樹の「呪いの時代」を読む。呪いの時代作者: 内田樹出版社/メーカー: 新潮社発売日: 2011/11メディア: 単行本購入: 5人 クリック: 79回この商品を含むブログ (75件) …

最終講義

今日は朝から研究室の大掃除。赴任以来手つかずだった前任、前々任の先生方の不用品を整理してかなりすっきりする。慰労会でピザを食べながら、「今日は学生さんもいい顔をしている」と思った。 内田樹の「最終講義」を読む。最終講義?生き延びるための六講 …

数理リテラシーの精神

ラボの立ち上げで4月、5月の論文がチェックできていなかったので、まとめてチェックしたら、この時期にCell, Natureにphagosome maturetionにおけるRab5 to Rab7 coversionについて3本の決定的な論文が出ていることがわかった。読んでいるうちに、もうひとつ…

ひとりでは生きられないのも芸のうち

新米教授の研究室にも3人の卒研生が入ってきて、模索しながら立ち上げ中。例えば、最近の宿題のひとつは「なんで毎日研究室に9時にこなければいかないのか」をどう納得してもらおうか、ということだ。たまたま読んでいた内田樹の「ひとりでは生きられないの…

Accepted causality can be accepted?"

本郷の寿司屋に穴子を食べに行く話が、いつの間にか工学部でのワークショップということになって、powerpoint作りにねじを巻くことになった。"Morphodynamics and signal processing in a cell"。これは完全にサイドワークなので、M.Y.先生のようにひたすら…

落下傘学長奮闘記

黒木登志夫先生の「落下傘学長奮闘記」を読んだ。落下傘学長奮闘記―大学法人化の現場から (中公新書ラクレ)作者: 黒木登志夫出版社/メーカー: 中央公論新社発売日: 2009/03メディア: 新書購入: 2人 クリック: 22回この商品を含むブログ (17件) を見る癌遺伝…

学びからの逃走・労働からの逃走

内田樹の「下流志向」を読む。下流志向──学ばない子どもたち、働かない若者たち作者: 内田樹出版社/メーカー: 講談社発売日: 2007/01/31メディア: 単行本購入: 6人 クリック: 96回この商品を含むブログ (666件) を見る題名から何となく、格差社会のあれこれ…

崖っぷち弱小大学物語

杉山幸丸の「崖っぷち弱小大学物語」を読む。崖っぷち弱小大学物語 (中公新書ラクレ)作者: 杉山幸丸出版社/メーカー: 中央公論新社発売日: 2004/10メディア: 新書購入: 5人 クリック: 47回この商品を含むブログ (25件) を見る杉山幸丸は元京大霊長類研究所の…

学力低下は錯覚である

10日前に行ったイメージングの授業の学生からのコメントが、事務からメールで届いた。感想はさまざまで注文をつけているものもあるが、9割がたは好評でほっとする。1時間半の予定が1時間10分しか話せなかったので、それをどうするかが来年の課題であ…