エヌ氏の成長・円錐

小胞輸送研究をはじめて18年めの分子神経科学者の日々雑感

櫻の園

昨日の午後は、三条まで「櫻の園」を観に出かけた。90年に公開され高い評価を得た同名前作のリメイク。監督も同じ中原俊。主演は福田沙紀。どこかで見たことがあると思っていたら、2年前の「拝啓、父上様」で舞台となる料亭の娘役で出ていた女優だった。

前作を見た時の記憶が強く残っていて、リメイクの話をどこかで知ってから、何だか気になっていた。3連休で時間ができたのはいいきっかけだった。

前作の不思議な「はかなさ」は、今回の作品にはあまり見当たらなかったのは少し残念。運びは達者で悪い作品ではないが、これといった特長はないかも。でも同じ監督ということで、前作の影を探しながらの2時間は楽しめた。

堂場瞬一の新作「チーム」を読む。

チーム

チーム

箱根駅伝で学連選抜チームが奮闘する物語。こういう設定は堂場瞬一の十八番で、わくわくしながら読んでしまった。同じ箱根駅伝を題材にした三浦しをんの「風が強く吹いている」も面白かったが、レース描写の迫真度はこちらが上だろう。

今日は、朝から家族で吉田山の裏手にある永観堂へ紅葉を見に出かけた。混み始める前にということで9時過ぎにはついて、ぶらぶらした。紅葉はまだ七分というあたりだが、みかえり阿弥陀やら、高台にある多宝塔からの市南部の眺めを楽しんだ。今日は日差しもあり、まずまずの日和。これで紅葉狩りも終わっていよいよ師走という感じになってきた。