(10/12書き出し)夕方からさすがに気温が下がってきて、それらしい西空になった。あまりの暑さで息子の運動会をさぼってしまった。
- 作者: 大栗博司
- 出版社/メーカー: 数学書房
- 発売日: 2012/04
- メディア: 単行本
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ブログを愛読している大栗先生の本を1か月くらいかけてちびちび楽しんだ。
難しさが星で表示されているので、難しいところは安心して飛ばし読みできる。
全体に非常に見通しのよい本で、構成もよくできていると思う。
ホログラフイー理論にしてもホーキング放射にしてもこれまで見かけた中では一番腑に落ちる説明だった。
「素粒子の標準模型のパラメータが必然であるか偶然であるかという問いに答えるためには、無限自由度の量子力学やひもの幾何学を正面から扱える数学的手法を開発し、超弦理論の全貌を明らかにする必要がある」
何がわかっていて何がわかっていないかを正確に語れるのは現場で仕事をしている専門家が一番だと改めて思った。