エヌ氏の成長・円錐

小胞輸送研究をはじめて18年めの分子神経科学者の日々雑感

オバマ対クリントン

アメリカ大統領選挙民主党予備選はまた決着が持ち越されたようだ。資金難にもかかわらずヒラリー・クリントンが強気に踏みとどまっているが、機会はこれが最後かもという気持ちからだろうか。

バラク・オバマについてはどこかのブログで「合衆国再生」

合衆国再生―大いなる希望を抱いて

合衆国再生―大いなる希望を抱いて

の高評価を見て読んでみたが、予想以上の内容で感心した。国の成り立ちについてあれだけ明確な哲学を書ける政治家が最高権力者になれる可能性があるというのは、アメリカという国の良さだと思う。

ヒラリー・クリントンも本を出しているようだが、書店で立ち読みしても何だかぴんとこなかったので読まずじまいである。

日本の政治については、個人的にはここ10年来小沢一郎に期待しているが、器量的にはバラク・オバマには全く及ばない気がする。自民党については、最後に評価を上げた梶山静六以来誰にも期待が持てない。