エヌ氏の成長・円錐

小胞輸送研究をはじめて18年めの分子神経科学者の日々雑感

経済学

希望という言葉が背負える力

新型コロナウイルス感染症流行のはじまりのころに、小澤征爾が指揮するサイトウ・キネンオーケストラのマタイ受難曲をたまたま聴いた。名曲という話は耳にするが自分には縁のない曲だと思っていた。でも気がついたら2時間弱の演奏を一気に聴ききっていた。こ…

モデル構築についてのアイデア

森博嗣の最近の作品のパロディ風に モデル構築とは、無数のモデルを逐次想定し把握し、それぞれの結果までの経路をトレースして、その結果を比較することで選ぶというプロセスをさす場合があるようだ。そこではデジタル的飛躍につづくアナログ的な(と見せか…

世襲型資本主義と世界的な資本税

居室の収納スペースが足りなくなったので、IKEAでビリー2本(80 cm x 202 cm)を買ってきて、家内、娘の3人で組み立てる。ついでに模様替えをしたら随分すっきりした感じになった。 トマ・ピケティの「21世紀の資本」を読む。21世紀の資本作者: トマ・ピケ…

問題を言葉で扱う

水曜日に熊本大のK先生の生命倫理の講義を聞く。後半は「心とは何か。体と別に心はあるのか」という話題をめぐる現在進行形の自分の考えを力説されて、珍しく熱気のこもった討議になった。慰労の食事会も大変楽しかった。 ペリー・メーリングの「金融工学者…

物理学者、ウォール街を往く

昨日は、下の子を連れて研究室でのバーベキューに出かけた。研究室が世話役をしている「がん若手の会」の今年の参加者のコネで高級山形牛5kgがどんと手に入ったので、季節外れの外での宴会となった。肉ばかり食べても飽きないほどおいしかった。満足。エマニ…

容疑者ケインズ

小島寛之の「容疑者ケインズ」を読む。容疑者ケインズ (ピンポイント選書)作者: 小島寛之出版社/メーカー: プレジデント社発売日: 2008/08/01メディア: 単行本購入: 18人 クリック: 229回この商品を含むブログ (38件) を見る私は小島寛之の数学本を愛読して…

確率的発想法

小島寛之の「確率的発想法」を読む。確率的発想法~数学を日常に活かす作者: 小島寛之出版社/メーカー: NHK出版発売日: 2004/02/29メディア: 単行本(ソフトカバー)購入: 60人 クリック: 218回この商品を含むブログ (88件) を見る美味しいところがいろいろあ…