エヌ氏の成長・円錐

小胞輸送研究をはじめて18年めの分子神経科学者の日々雑感

ポジ・スパイラル

6年使ってきたノートPCがついに絶不調になった。これで学会のトークをするのはさすがに怖くなってきたので、思い切ってレッツノートを購入。26万5千円なり。DellDynabookならば10万円近く安く買えるので悩ましいところだが、あの軽さは何よりの魅力。XPへのダウングレード済のものが生協に在庫があったので、それも即購入の理由である。VistaMicrosoftを滅ぼすのではないかと思うくらい評判が悪い。

服部真澄の「ポジ・スパイラル」を読む。

ポジ・スパイラル

ポジ・スパイラル

readableである。さくさく読める。しかも状況設定もうまい。環境問題がこういう風に解決できればどんなにいいことか、と思わず夢想してしまう。それだけに読後のむなしさも募るものがある。こんないい本が大した話題にもならないのは、どうしてだろう。みんなもっと深刻な小説が好きだということだろうか。