エヌ氏の成長・円錐

小胞輸送研究をはじめて18年めの分子神経科学者の日々雑感

番外編 組長スペインを行く

大学生の娘が、後期授業のはじまりが9/29なのでこの機会に自動二輪の免許がとりたいと言ってきた。そんな時間があるのなら海外に行って来ればいいのにと家内と言っていたところ、たまたまあるブログで、世界遺産にもなっているスペイン巡礼が目に留まった。大西洋岸にあるサンチャゴ・ディアスポーラを目指す巡礼路で、お遍路さんのようなものらしい。巡礼許可書をとれば一泊500円でそれなりの施設に泊まれるので、うまくすれば20日間で宿泊費1万円も可能である。

家内が打上げ中の娘にメールをした。30分ほどのラインでのやりとりの結果、「一人でも行く」というメールが来たのが一昨日のことである。

昨日は日程を考えて航空券をとった。9月は5連休があるので設定が難しい。結局9/5発-9/21帰国のアエロフロート便にした。これでも10万円強。破格に安いはずなのだが、一日前に検索したらほぼ同じ日程で7万4千円というのがあったので随分高いという気がしてしまった。午後はスポーツ用品店に行ってバッグパックとトレッキングシューズをセットで買う。これがほぼ3万円。娘は必要なもののリストアップをすませた。あとは5日の出発までトレッキングシューズでできるだけ歩き回って足になじませる必要がある。


昨日の夜、家内が遅くまでガイドブックを読んで、空港のあるマドリッドからサリアまでバスで移動して、そこから歩き始めることに決めた。サリアで巡礼許可書をとるが、巡礼許可書をとるためには100キロを歩くことが条件になる。いろいろやることはあるのだが、明日は娘は大学で実習の復習があるので、その課題作成で大変。しかもこんなことは考えていなかったので9/3には渋谷までバレエを見に行くことになっている。いい度胸である。