エヌ氏の成長・円錐

小胞輸送研究をはじめて18年めの分子神経科学者の日々雑感

メモリは演算機能をもたない。しかし

森博嗣の最近の作品のパロディ風に(Ⅱ)

 

メモリは演算機能をもたない。しかし量子メモリというものを仮想するとそれは量子演算ができるのではないか。量子重ねあわせを使うことで相関から因果性を抽出または推定することができるのではないか。もし相関から因果性に行く一般的な経路が必ず非線形性を要するならば、実は因果推論とはサンプルの持つ非線形性を質的に異なる何らかのものに変換・翻訳していくプロセスと考えることもできるのではないか。